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ミス・マープル

pyspa Advent Calendar 2023 の17日目です。17日目は ○○棒を振り回す torufurukawaでした。 ミス・マープル アガサ・クリスティの探偵といえばエルキュール・ポワロが一番有名だろうがミス・マープルもBBCでドラマになってたりして負けず劣らず有名である。 2023に読んだマープルもの そういえばマープルものってそんなに読んだことなかったなということで今年はマープルものを意識的に選んで読んだ。 火曜クラブ 牧師館の殺人 予告殺人 パディントン発4時50分 スリーピングマーダー 短編1本と長編4本。まあクイーンとかディクスン・カーとかの読み直しもしてたしね。 安楽椅子探偵 マープルはお婆さんだし田舎住まいだし、安楽椅子探偵のイメージがある。実際「火曜クラブ」はほとんどそういう形式で火曜クラブの参加者がいろんな謎の話を持ち込んでみんなで真相を考える中でマープルが最後に謎を解き明かす。もちこまれた話は過去の事件とかなので正解も用意されているという親切設計。とはいえ「牧師館の殺人」とか「予告殺人」とかはセント・メアリ・ミードで発生してて持ち前の情報網を活用したり聞き込みみたいなこともしたりと、意外と活動的。 推理手法 推理というか、やたらと感の鋭い婆さんである。近所のお婆さんとかで、なんでそんなことわかるの?というののすごいバージョン。アリバイ崩しとかトリックとかそういうことしない。証拠品も物的証拠を探すのは警察の仕事で、それの意味に気づくのがマープル。警察もマープルの推理を聞いて証拠を集めて逮捕なりなんなりする。きちんと手順を踏んで捜査してくれるわけで警察は優秀なのです。(探偵を持ち上げるために警察をことさらアホに描く探偵漫画ってよくありますよね。) 作品ごとの主人公たち 長編だと主人公がだいたいマープルじゃないのだけど、そこが小説として魅力をましている部分なのかと思う。「パディントン発4時50分」のルーシーを射止めたのは誰だったんでしょうね? マープル 今年はマープルものを制覇しようと思ってましたがまだ半分程度しか読めてないです。というかクリスティってストーリーのほうがおもしろいのでマープルじゃなくても全然問題ないぜ。次読むものはすでに買って来ていて「魔術の殺人」です。ついでにトミーとタペンスの「秘密機関」も買ってきた。 pyspa Advent Calendar 2023、明日はtaichi satoが宇宙船の話。